レッドブル車

レッドブル車
レッドブル車には腹にでかいレッドブル型をしたクーラーボックスをくっつけたお姉さんが乗っていて、レッドブルをタダでくれるのです!もし見かけたら近寄ってレッドブルをおねだりしましょう! 画像はちなみに僕が携帯で撮ったものです。専門時代学校の目の前に陣取ってたのでビックリしました。

2010年11月4日木曜日

一番大切なひと

 人にとって誰が一番大切だとかは、たぶんその時々によって変わってくるのだと思う。
幼いころはやっぱり肉親が人生の要だし、結婚したらその相手が一番大切になってくるんじゃないかな。
それだから言えるけど、僕は「漫画家を目指している僕」に於いての一番大切なひとを失ってしまったんだ。

 たぶん彼と出会ったその時から、一番会話をしたのが彼だと思う。
その期間はたった二年しか無かったけど、その二年の中では絶対に彼が一番話した人だった。二年間の間、ほとんど毎日話すなんて同級生でもなかったと思うよ。
同じ目標を持って、共に協力して、時には競い合いながら成長してきた友。
彼は僕より実力があったけど、僕のほうが年齢が上だから知らないこともいっぱいあった。
だから自分の知ってる漫画の知識を教えてあげて、さらなる成長を期待したりもしていたんだ。
それだから言える。彼は今の僕にとっての一番大切なひとなんだよね。

 本当に急だったけど、彼はもう居ないと言うことを僕は受け止めなければならない。
やっぱりまだ気持ちの整理なんて付かないけれど、いつかはそれを乗り越えて強く生きないといけないんだよね。
哀しいのはみんな同じ。 僕も当然哀しかった。 告別式では泣き崩れてばっかだったけど、それでも泣いてばっかりは居られないんだよなあ。
それでは彼に顔向けが出来ないから。
だからネット上のたくさんの人が彼の死の真相を聞いてきたのなら、僕はしっかりとした対応をしなければならない。
そのためには普段からしっかりとしなければならないんだよね。

あいつのためなら何でもするって決めたから、彼が一人でいなくならないように、沢山の人にその存在を知って貰えるように、僕は行動を起こした。
もう居ないのに、ずっと生きていると思われ続けるってことは、存在を否定されると言うことなんだよ。
もう居ないということを理解して、彼の事をずっと覚えているってことが、彼の存在を肯定する唯一の手段だとおもうから。
無粋なやり方だけれど、僕は大勢の人にその事実を知らせたんだ。
それが正しかったのか悪であったのかはわからない。だけど少なくとも僕自身はそれで良かったんだと思いたい。
僕が彼の死を伝えてくれた人に感じた想いが偽りではないから。
自分もその人のようでありたいと思ったから。

だからこそ、僕はずっと永遠に彼の事を想っていたい。やっぱり最低でも一日に一回は彼の事を想っていたいよね。どんなに年をとろうとも。
人が死んでも、その人の事を覚えている人がいれば、きっとその人は居なくならないから。
彼の存在が完全に消滅する時は、この世界に彼を知っている人が一人もいなくなる時だと思う。
だからそうならないように僕はずっと彼を覚えていよう。彼の存在が消えないように、ずっと思い出しながら生きて行く。
友達が死ぬってことは、その人の存在も一緒に背負いながら生きてくってことだから。
僕の人生は二人分。彼に出来なかったことをやってあげたり、彼の辿った人生をなぞってみたりしたいよね。
やり残したことがあるのなら、これから一緒にやって行けばいいんだと思う。
たぶん僕はもう一人にはならない。一人で部屋にいてもきっと隣には彼がいるし、一人で車に乗っててもきっと助手席には彼が座っているんだと思う。
そう想いながら生きたっていいじゃない。
おっさんになって、じいさんになって。死ぬ寸前までそう想いながら生きたいって思うから。
少年とじいさんでも親友であり続けたいと思うから。
だから彼を忘れないで生きて行く。
これを業じゃ無く、目標として生きて行く。そういう人生を歩みたいから歩むんだ。

 そして最後に、本当に大切な大切すぎるひとを失ってしまって、僕はどうしたらいいかわかんないけど、少なくともあいつが悲しむことだけはしないように生きたい。
あいつの親友として、恥のない人生を送るために、今を頑張って生きようと思う。

 そのために僕は頑張って漫画を描いていかなきゃね。

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